3月 7, 2014 - 日記, FUN    はこだてコンツー都市宣言! はコメントを受け付けていません

はこだてコンツー都市宣言!

FMいるかのカフェペルラで行われた、公立はこだて未来大学地域交流フォーラム「はこだてコンツー都市宣言!」に参加してきました!

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法政大学の増淵敏之さんを講師にむかえて「「スローコンテンツツーリズム ‐音楽聖地の巡り方」Plus」をタイトルに講演が始まりました。

最初にバックストリート、いわゆる「界隈の空間」がいかにサブカルチャーを育成されていくかを1976年の札幌市の音楽的空間の集積を例に説明されました。新しい知識や情報との出会いが路地裏の喫茶店にあった時代のお話です。ストリートで生まれるはずであったものが、最近はインキュベーションなどの囲まれた場所で生まれるものになってきたとのことです。ここに限っていうと、普遍的なものはないのです。確かにそうですね・・・

中島みゆき、村上春樹、井上陽水、長渕剛、北野武などの音楽家や作家、映画監督を例にあげて、歌詞や物語に埋め込まれたコンテンツとその発信事例を説明し、どのようにそれをファンが受け取めて行動するか(あるいはしたか)、どのような流れを生んだかのお話がありました。

最近はアニメの聖地を巡るお話がありますが、著作権のクリアするために労力と時間がかかるので最近は地元で自ら何かをつくってブランディングする傾向が増えてきているようです。新しいコンテンツ―リズムは自ら直接作りこんで行くのが主流になるとのことです。

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次に未来大学の松原仁教授が函館が生き残るためには観光振興が必須ということで「モバイル時代の新しいツーリズムと観光情報」と題して講演。

函館にとって観光の大きな変化としては、魅力度ランキングで2009年で函館が1位になって以来、それ以降は2位を維持していることです。一方で旅行自体が団体旅行から個人旅行の時代へシフトしており、みんなが喜ぶ薄いものから少数だけが喜ぶものへと変化しているのだそうです。

「聖地巡礼観光」はアニメやゲームなどで登場する場所をめぐる新しい観光スタイル。ブログで公開するなどして自慢する文化が定着していますね!例えば、らき☆すたファンが埼玉県鷲宮町に集まるとか。(ちなみに写真は函館を舞台にしたアニメ「ノエイン」)

加えて「n次創作観光」ということで、聖地巡礼のコンテンツを観光客がさらに加工してブログなどで発信するようになっています。初音ミクのn次創作と減少です。そのようにして観光資源が勝手に拡散されていくんだとか。

最後に、函館は自然や食べ物以外の有望な観光コンテンツがたくさんあります。函館の文学、人物、漫画家、芸能編、映画編、デジタル版コンテンツを例にとり、整理して売り出す努力をしてこなかったことを説明されました。コンテンツを見つめなおして、整理してどのように発信すればよいかを考えるべきとのことです。

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コンテンツツーリズム都市・函館を考えるをテーマに函館市公式観光情報サイトはこぶら編集長の安立さんをゲストコメンテータに迎えてパネルディスカッション。
2000の記事のうち61を抽出。昨年、GLAYのコンテンツだけで16万6300ビュー読まれたことを説明されました。

出されたコメントのうち気になったものを箇条書きで・・・
・観光地に特化したガイドブックとしては1冊20万部が上限。るるぶの戦国ものは7万部!
・日本人でコンテンツを求めて歩く人はディティールにこだわる。ファンにとって重要な部分。
・アーティストへの愛情が土地への愛情へ変わっていく。
・そこのみにて光輝くに出演している綾野剛のファンが函館に来るのではないか。作品だけではなく出演している方のファンが函館のファンになるのではないか。
・世界新三大夜景から函館がはずれた。コンテンツの量は相似的だが、長崎はさるく博が効いている。長崎を知らなかった地元の人が長崎を知るというのがいい。

増淵さん、松原さん、安立さんありがとうございました!

おまけ。
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ずーしーほっきーブースにて。ホキホキホキー!

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