迷子のおばあちゃん
青年センターには色んなお客様がお越しになります!毎日いろんなことが起こります。
今日、一人のおばあちゃんが青年センターにお越しになりました。
そのおばあちゃん、聞くところによると千代台公園入口付近に立っていたそうです。青年センター利用者の方たちが心配して、館内に連れて来てくれたのです。散歩中、ただ単純に道に迷ってしまったものだと当初は思っていました。年齢に関係なく道に迷うことは誰だってありますからね。
と、そのおばあちゃん・・・受付で開口一番「○○○だから、よろしくお願いします。」とお申し出になりました。
○○○の部分は言っている意味が全くわからずで・・・「よろしくお願いします。」と言われてもこちらは「・・・」という感じでした。で、話を聞いてみると自宅へ帰りたいそうなのですが、自宅への手がかりは人見町○○番地付近ということだけで、その○○番地をネットで調べて行き方を教えてあげても反応がいまいち・・・
どうやら認知症のおばあちゃんのようでした。ご本人も自覚はおありのようでした。こうなってくると、私たちとしてはおまわりさんを呼ぶしかなくて、ロビーで待ってもらうことになりました。
すると・・・館内へ連れて来てくれた利用者さんたちのうちのお一人が、おまわりさんが来るまでの30分間程度ずっとそのおばあちゃんの傾聴をしてくれたのです!「わたしもね~東京から嫁にきたんだわ~」「え~そうなの~私もそうなんだわ~」といった具合で言葉のキャッチボールをしていました。おばあちゃん、ずいぶんと楽しそうでした!本来であればソフトバレーの練習に来たはずなのに、貴重な時間をさいてそのおばあちゃんの傾聴をしてくれた利用者の方・・・本当に助かりました!ありがとうございます!
おまわりさんが青年センターに到着し、数分後に身元を確認することができました。おまわりさんが送っていってくれるということで話がまとまりました。帰りがけにそのおばあちゃんが「ボケばあちゃんでごめんね!今日の日記に書いておくから~」とおっしゃられたので、私も日記に書いている次第ですw
何だか考えさせられる出来事でした。これまで日本を支えてくれてきた方たちをこれからは私たちが支える番だなとあらためて強く思った日でした。
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