6月 26, 2014 - 青年センター    「地域力」パワーアップ講座 はコメントを受け付けていません

「地域力」パワーアップ講座

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6月25日・26日にまちセンで行われた「地域力」パワーアップ講座に参加してきました!講師はIIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 所長の川北秀人さん!講座の冒頭で「誰に伝えればいいか考えながら受講してください」とコメントがありました。講座を終えたあとにその意味を噛みしめることができました。
青年センターが参加したのは初日。私たちのような公共施設の他に、市議会議員の方や福祉事業の方などが参加していました。まちセンブログはこちら。

具体的な講座タイトルは「自治を回復し、まち・むらの課題を、まち・むらの力で解決するために ―協働と総働の基礎を再確認する―」でした。講座の中で出てきた「小規模多機能自治」という言葉、聞き慣れない言葉ですが講座を聞いているととてもしっくりしました!本来であれば2日間まるまるかかる講座ですが、4時間に詰め込んで講演を行っていただきました。長崎市、島根県雲南市、沖縄県那覇市の真地(まーじ)団地自治会などの取組例が斬新でとても参考になりました!

総じて気付いたこと、驚いたことは下記の通りです。
・目的と手段を取り違えていないか事業を再確認(行事・組織・会議の棚卸)することが大事。
・1年の国家予算100兆円のうちインフラに10兆円かかけている。しかし、2020年から2030年の10年間でこれまで作った施設の補修に140兆円かかる・・・
・2020年の函館市の高齢化率は35.1%、全国より15年早いペース。生産人口は全国平均の3倍速いスピードで減っている。
・函館は公共交通機関など徒歩圏内で生活できる。そのため後期高齢者単身率が高いのが当然。全国平均17%に対して函館市が2010年で25.2%。もともと単身で暮らしやすいまちなのでそれを踏まえた政策をうっていくべき。
・自治会・町内会は行事を半減して事業=福士+経済を!
・当事者、専門家、学校、NPO、行政、事業者、金融機関で総働へ!
・手の内を共有できる時間「自慢大会」を規模や属性の似た町会同士(高齢化率および世帯率は同じ市内でも地域ごとに異なる)で実施することでお互い刺激しあうことができる。
・「公民館」が様々な地域の課題を解決できる小規模多機能施設になっている例が増えてきている。
・若い人を巻き込むなら「若い人」の都合も考える!子どもの行事と連動して忙しい。町会の行事とPTAの行事を重ねて1回で終わらせるなど!斬新です!
・地域が自ら現状を理解して、小規模多機能化を進める支援を。
・地域の状況や課題を長期的・定量的・相対的に把握・共有し、地域内外から学び続ける。

とても興味深かったのは「国勢調査」のデータベース!後日何らかの切り口で表を作ってみようと思います。ほんとに細かい・・・!?函館市内の町ごとの統計が出ています。CSVファイルで3MBってものすごいデータ量ですねw
北海道版
政府統計版

川北さんありがとうございました!

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