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2010年12月18日

市民活動支援セミナー1日目

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昨日からまちづくりセンターで行われている
「市民活動支援セミナー」に参加しています。

今年の講師は今年の5月にも来られた川北さん!そのときの様子はこちら。

今回2回目の受講ですが、
話に引き込まれること引き込まれること・・・
ずっと聞いていたいですね、ほんとw
前回は指定管理者制度に特化したセミナーでしたが、

今回はNPOとは何か?がテーマ。

NPOとは民間でかつ公益、非営利の活動を維持する組織で、法人格の有無を問わずNPOといいます。
自分がしたいことではなく社会に求められること(ニーズ)は何かを見極めて、受益者負担も求めつつ不足分は寄付・助成金・補助金など公費でまかなって運営されている市民活動団体の総称です。また収益は社会に再投資することで、収益の有無ではなく使途が一番重要です。

(以下、備忘録・・・)
○人口密度<人交密度 交わりが街をかえる。大事なのは自分たちのこともお話し、相手のことも聞くという姿勢。
○16日、税制改革がありました。再来年からNPOへの寄付金が税額控除されます。これはまさしく市民活動の勝利で、ルールは国からもらうものではなく市民がつくるもの。(詳細はこちら)
○助成金の申請をするときは資金提供者は何を求めているか、何を期待しているかを見極める。極端な例として、ほしくないものは誰も買わないのだから・・・そこで出大事になるのは「存在するニーズの課題や問題に効き目があるかどうか?」、問題の原因が解決できるか?(再発の抑制、防止力が兼ね備えられているか)、助成金がなくなっても安定した運営をできる団体か(担い手の成長)
○不特定多数ではなく、誰にどうやってどのように役立っていくかを常に考える。ニーズ(求められること)とウォンツ(したいこと)の確認。
○企業であれば最大をめざすが、NPOは最適をめざし、成果(収益)を社会に還元する。借りたらかならず社会に還元する。ここで大事なのはお礼の仕方。寄付の場合、顔が見えるように工夫する。
○天動説と地動説。天動説は自分が動かないでまわりが勝手についてこいという姿勢、そうではなく地動説は自らで動いて常に変動する社会ニーズに対応して動く姿勢が大事。
○困りごとを課題(かえられるもの)と与件(かえられないもの)に分けて明確にする。
○NPOは「認証」をうけます。企業は「認可」を受けます。認証は市民が勝ち取った権利で、認可は行政裁量で決められたこと。ということで、NPOには説明・開示責任がある。
○人、モノ、金、情報が企業の資源だが、NPOはこれに加えて「目的」「ネットワーク」がある。目的は最大の資源でニーズへの共感がお金をあつめ、ネットワークを使い地域のプロデューサー的存在になる。
○組織には事業方針、予算方針、組織編制方針の3つが存在し、よくあるのは金の計画はあるが人の計画がないという話がある。
○人事が行う基本5業務「組織の編成」「目標の定義とふりかえり」「受け入れ体制の整備」「育成」「募集委」があげられる。
例えば会計!「目標」がないからやる気がでない。。。
ボランティアにもルールを作られなえれば万全な「受け入れ態勢」がととのっているとはいえない、なぜならその人が指名手配犯人かもしれないし、前科がある人かもしれないから。これを就務規定という。ユニフォームを着せることでも現場の安全を守ることができ基盤の整備になりうる。しかしボランティアの人にはその人が時間をわざわざ裂いてきてくれているのだから、その人だけではなくその人が大切にしている人(例えば、奥さんやだんなさん)に感謝すると感謝の意が効果的に伝わる。
「育成」は記録、振り返り、申し送りをしっかりとつみかさねて次の段階へ・・・例えば朝礼などを活用する。自己流はまわりを壊すので、それをゆるさないためにマニュアル化する。(例としてせんだい・みやぎNPOセンターでは新スタッフに180項目にも上る仕事を覚えてもらうためのスタンプラリープログラムがある。2週間で覚えられるとのこと・・・)
「募集」はしないのが理想。というのは、働きたくなる魅力があって人が人を呼ぶ、口コミで広がるだけの魅力があれば募集はする必要がない。そうすると、自然と人が集まる。どんな人が働いているのか?などと不安をいただかせるのはNG。条件や環境を明確に示すこと。(例としてNPO法人認証全国第1号ふらの演劇工房)

今日は最後に、自分たちが所属している組織の2年後のビジョン、それを実現するための方法などを書き出すワークショップでした!うちのNPOも原点回帰しなければ・・・明日も沢山勉強します!

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ちょっと5位と差が開いた・・・w
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投稿者 sen59 : 2010年12月18日 23:59| 函サ協

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