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2011年02月05日

みんなで学ぼう!NPO法人会計基準

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今日はまちづくりセンターでコミュニティビジネス財務会計講座~みんなで学ぼう!NPO法人会計基準~が行われたので参加してきました!
財団法人北海道地域活動振興協会NPO法人エーピーアイ・ジャパンが主催。講師はNPO法人エーピーアイ・ジャパンの代表で税理士でもある瀧谷 和隆さん。

ということで、NPO法人の会計基準が誕生します!
その詳しい経緯はこちら

NPOの信頼性向上を目的に、全国のNPOや会計の専門家の人たち79団体が一つになりNPO法人会計基準協議会を発足。昨年7月に会計基準がまとまったということで、それについての説明がメインの講演会でした。そのほかに基本的な財務会計・会計実務(「現金あわない用金庫」という表現があっがい的にヒットw)についてもご講演をいただきました。

この会計基準が全国的に浸透することにより、NPO法人会計が市民に分かりやすく伝わるとともに、NPO法人同士の情報共有にもつながります。

これまで所轄庁が雛形としているものでは第三者には中身が到底伝わりません・・・
法人同士の比較ができない状態でした。
会計素人のあっがいですらそう思う。
毎年6月に北海道に報告書を出すときにいつも思う。あの「収支計算書」と言われる雛形は誰に向けて作られたのか理解に苦しみます。

行政からのかかわりを少なくする代わりに、NPOには説明・開示責任があります!それがNPO法の趣旨です。市民がNPOを育てあげます。このままでは育てられるものも育てられません。

で、何が変わったかというと大きくあがると・・・

・「収支計算書」は「活動計算書」へ
・「収入」は「収益」、「支出」は「費用」へ
・経常費用はを事業費と管理費に分けた上で、人件費やその他の経費にわける(事業でかかる以外の費用が管理費)
・事業費の内訳は必要に応じて注記する(使途が制約された寄付金、助成金は原則注記)
・無償または著しく低い価格の施設の提供等やボランティアを金額に換算して収益と費用に計上する(法人の規模などを客観的な視点で判断できるように)
・小規模法人へ柔軟に対応(例:わざわざ未収金や未払い金、固定資産を計上しない)

などなど・・・

大事なのは第3者に誤解を与えないこと!

※注)NPOの会計基準は従来の雛形も今回の基準も法律で決まっているわけではありません。このNPO会計基準は広く市民に理解や情報開示をするために、民間と市民が自主的に策定されたものです。

今後の見通しとしておっしゃられていたのは「貸借対照表」があるのだから「財産目録」の提出が求められなくなるかもしれないということをおっしゃっていました。「特定非営利活動法人」が「市民活動法人」になるかもとか。

今日は本当にいろんな話が聞けて充実した土曜の午後でした。

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それにしても今日の配布資料は分厚かった・・・w

NPO法人会計基準についての詳細はhttp://npokaikei.info/へ!ひながたとかもダウンロードできます。(XOOPSで組まれていることが大変興味深い)

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投稿者 sen59 : 2011年02月05日 23:59| 函サ協

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