11月 27, 2012 - FUN    No Comments

未来大特別講演会Think Global, Act Local

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公立はこだて未来大学特別講演会「Think Global, Act Local」に行ってきました!
講師の伊藤博之さん(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 社長)
は人の歌声を合成するWindowsソフト「初音ミク」の生みの親です!
いつもの講演会より学生さんたちが多かった!
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音に関する技術開発、コンテンツ化している会社です。
業務としては「ウェブコミュニティの運営(ピアプロ)」「音楽配信アグリゲーター(iTunesやアマゾンを通じた独立系ミュージシャンのための音楽配信サービス)」「バーチャル・インスツルメント(楽器の音色をパソコンで再現するソフトウェア)」をしているとのことです。
最近ではヤマハVocaloid技術を採用した人間の歌声を合成するソフト「初音ミク」がブームに!
これまでの歌唱合成技術は、数式によって合成する方式(シンセサイズ方式)でしたが、初音ミクはサンプリングした人間の声をつなぎ合わせる方式だそうです。
そして、キャラクター要素を付け加えた創作の連鎖を発生させることで、様々な媒体(ゲーム、お菓子、コンサート)で商品化!著作権問題も発想転換で回避しているところが誰もやれていなかったビジネスモデルです。
2次創作が合法的に表に出られるようライセンスを公表し、キャラクター利用のガイドラインを作ったそうです。要は著作物のオープンソースのようにして2次創作、3次創作と膨らんで権利の複合が起きても問題が起きないような仕組みを作っているということです。
結果的には「我々としては初音ミク使ってほしい使われ方を提供できている」とのことです。
その場を提供しているのがピアプロ「PIAPRO Character License(PCL)」というサイトです。
音楽、イラスト、歌詞などコンテンツの投稿サイト。創った人だけが投稿可で利用規約に同意したユーザは他のユーザの作品をN次創作に使ってよいけれども、ただし非商用のみという制約あり。作品を利用した後は「使いました」報告して感謝の意を示しているとのこと。
これらを通じて初音ミクの人気が高まって
商品化へ結びついているとのことです!
クリエイターにも還元することができるようになってくる。
まさに発想の転換!
ゲームの「ProjectDIVA」シリーズもすべてアマチュアユーザから公募したそうです。
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クリエイターを養成するための社会貢献も怠らないそうです。
赤い羽根共同募金公募イラストを例に。
その他、ものづくりを体験させる、クリエーターとのコラボレーションも。
子どもたちに創るきっかけをあたえる教育活動も。
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目から鱗だったのは初音ミク感謝祭について!(写真は違います)
海賊版がネット上で出回ったけれど、警告をせずそのままにしておいたことで世界中に報道され、2011年には海外へブームが波及したそうです・・・連鎖的に伝わっていったとのこと。ちなみにそのときのトヨタのキャンペーンはこちら。
これまでは、あらかじめレンダリングした映像を投影し、映像に人間が演奏をあわせていく方式でしたが、先週(11/23)行われた「コンサート冨田勲「イーハトーブ」交響楽」では、逆に楽器と声の音に合わせていく手法を行ったそうです。おそらく人類初とのこと!(それが上の写真) どんなアルゴリズムなんだ?!
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ミクメンタリーということで、世界中で文化として発展してきているなかで、現象としての初音ミクを研究する人も増えているということ・・・いまからどうなるのかとても楽しみですね!
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創作のエコシステム、SNSを通じてファンからファンヘつながっていく。
このムーブメントを形にしていきたいと意気込んでいました。
著作権の問題などはあるが、他の部分でビジネスモデルを構築してかせげばいい。それを積極的に利用することで、コンテンツが世界中に広がっていくそうです。
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創造経済
・商品、生産もトップダウンからボトムアップへ
・消費する者はスペックから共感できるものへ
・伝えてといわれたメディアは大手メディアから個人へ(すでに個人がメディアをもっている)
・優位性は資金力よりも人を楽しませるクリエイティブな力が強くなっているし、いかに巻き込むか。
講演の最後におっしゃっていたことを箇条書きで書きます。
・GlobalとLocalは案外つながっている。現在は距離はあまり関係ない。
・関心やコミュニケーションがネットでつながって、世界中を行き来できる時代。すべてがコンテンツになりうるので、このコンテンツを活かさない手立てはないという発想が大事。
・いたづらに報道にまどわされないこと(尖閣問題があったにも関わらず台湾での盛り上がり具合の映像を見せて)
・自分たちが工夫することで、コンテンツは人と人を結びつけることができる。

学生たちが非常に多かったので、伊藤さんからは技術者の卵たちに「これだけは伝えたい」という思いが強く伝わってきました!技術者でありながらビジネスマン・・・あこがれます。
発想の転換、ものすごいビジネスモデルの紹介・・・
ありがとうございました!
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