2月 3, 2015 - 日記    資本主義の法則と根本的矛盾 はコメントを受け付けていません

資本主義の法則と根本的矛盾

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いろいろと落ち着いたので、気になって購入してそのまま机の上に積んでいた本を読んでいます・・・今話題の「日本人のためのピケティ入門―60分でわかる『21世紀の資本』のポイント」です。

要は・・・世界各国の高額所得者が貯蓄を税金のかからない国(タックス・ヘイブン)に移してしまわないようにグローバルに累進課税すべきで、資本の収益が増えてもこのままだと賃金の格差が拡大していくだけだということですね。しかも日本の場合は収益を企業貯蓄(内部留保)してしまうため、投資しない結果になり経済が成長しません。
また、海外に生産・開発拠点をおく会社がわざわざ税金の高い国に戻ってこない(トヨタみたいな義理人情の熱い会社を除いて)よということに納得。あと、賃金の高い専門的なスキルをもった労働者の供給は教育で決まるけれども、それはその時代で必要とされるテクノロジーに依存するという点に共感しました。しかし、高所得になれるかどうかという点に限って言えば親の社会的地位や大学の寄付などが勘案されるということになんだかな・・・という気持ちになりました。

原著「21世紀の資本」は英訳で700ページにも及ぶ本ですが、本書は日本人にもわかりやすく伝わるようにピケティの主張を70ページに整理して解説しています。といっても正直、難しすぎ。

ということで、青年センターのセンター長文庫に置いておきます!気になる方はご一読ください。

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