あっがいブログ±α: 幕末の蝦夷

2010年12月09日

先日、北海道新聞全道版に掲載されたことで、
問い合わせが殺到したという古地図カレンダー。

なんと・・・！
その1週間後くらいの北海道新聞全道版でも、
古地図カレンダーが取り上げられました！
使われた図柄は弊社が使用した絵柄と酷似・・・

制作したのは根室の印刷会社さん。

お互い制作したものとして交換をさせていただきました！
ありがとうございます。写真右が根室印刷制作のカレンダー。

見れば見るほど、両方ともすばらしい逸品・・・
見比べるとこれまたおもしろい！！！1854年当時の木版画です。

左が弊社で採用した絵柄
（蝦夷闔境輿地全圖（えぞこうきょうよちぜんず））で、
右が根室印刷さんが採用した絵柄（改正蝦夷全圖）
を拡大したもの（クリックすると拡大します）です。

左の図柄は当時はかなりの大判で制作されたもので、
それを改正して持ち歩き用（一般用）として制作されたのが右の図柄。

ということで、よくよく見ると！
微妙に・・・というかかなり違う！！！ｗ

改正といいつつも一から書き下ろしているんですね・・・
気の遠くなる作業ですね。。。木版ですしね。
いまからおよそ150年前に制作された古地図は
制作者の熱い思いと、計り知れない苦労の末できあがったもの・・・

そして現代・・・
デジタルデータでやり取りできるようになって便利にはなりましたが、
それはそれで良いことと悪いことを持ち合わせていますよね。
その例として、色々簡単に作られるようになったものですから、
制作物を大切に扱わなくなってしまっているような気がする昨今・・・

古地図カレンダーを制作していると色々考えさせられます。。。

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3位と4位をいったり来たり・・・
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