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2012年09月24日

企業とNPOが一緒に創る函館地域活動セミナー(1/2)

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函館にて地域貢献活動を考えるセミナーを3回開催。
会場はまちづくりセンター。今日はその1回目でした!
今日のテーマは「企業が地域貢献活動を進める上でのポイントを考える」

ファシリテーターは一般社団法人プロジェクトデザインセンター代表理事の加納尚明さん。

今回のセミナーは
北海道新しい公共支援事業NPO等寄附募集支援事業一環であり
その趣旨の説明がありました。

平成21年10月26日の総理大臣所信表明演説で
人と人が支えあい、役に立ちあう「新しい公共」の概念が
発表されたこと、その後施行された各自治体の基本条例では
市民がまちづくりの主体であることが位置付けられたことをお話されました。
(参考:函館市自治基本条例

「新しい公共」とは人を支えるという役割を「官」と言われる人たちだけが担うのではなく、教育や子育て、街づくり、防犯や防災、医療や福祉などに地域が関わっておられる方々一人ひとりにも参加していただき、それを社会全体として応援しようという価値観です。

で、今回の「新しい公共支援事業」では、
NPOだからと言って、寄付にはすぐに結びつかない…
国が予算を付けたから、
税制優遇されたといってもすぐに寄付は増えるとは言えない。
ということで、地域にとってNPOが必要とされ共感とされるためには
新しい公共の担い手としての「信頼」が必要となるわけです。

話はかわって、
企業の最大の社会貢献は雇用を増やし、納税をすること。
本業にプラスして企業の社会貢献活動はなんなのかということに
今回は注目します。

NPOと社会貢献に興味のある企業、
方法は違っていても実は社会貢献というくくりでは
目的がマッチングする部分はあります!
NPOと企業を橋渡しをしていくことが今回の支援事業の趣旨です。

で、CSR(企業の社会的責任)という考え方。
(Corporate Social Responsibility)
・CSR1.0 慈善活動、メセナ活動
・CSR2.0 本業を通じたCSR
・CSR3.0 本業と統合されたCSR

企業と一緒に考える視点は下記4つを重視します。
1.本業から考える(本業を活かす)
2.強みから考える(強みを活かす)
3.すでにやっていることから考える
4.これからやりたいことから考える

北海道の身近な事例として・・・
・Sapporo5リボンズ&明治安田生命相互保険会社・明治安田生命労働組合
Sapporo5リボンズのピンバッチを保険の営業マンがつけていることで、たくさんの人の目に触れるためSapporo5リボンズの活動を知ってもらえるようにした。

・NPO法人北海道市民環境ネットワーク(きたネット)&株式会社北海道日本ハムファイターズ
北海道日本ハムファイターズ×ラブアース・クリーンアップin北海道
ファイターズジュニア王座決定戦に出場するチームに日ハムがゴミ拾いを呼びかけて、地球環境を大切にする心をはぐくんでもらうための実施支援をした。

などの紹介がありました。

最初はいいけれど活動を長続きさせるために、
CSR3.0を意識しつつも、まずはCSR2.0の発想・実践を通じて
企業が社会でのお役立ち活動を進めることで、
地域に愛され成長しつづけていける。
それを信じて地域貢献活動を進めていきましょうとお話されていました。

続きは明日・・・
※この日のまちセン日記はこちら。

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投稿者 sen59 : 2012年09月24日 23:51| 日記

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