

科学夜話3日目
魚道って知ってる?ホントに??
NPO法人北海道魚道研究会の奈良哲男氏、佐藤哲也氏が講師。
魚道ってよく聞く言葉ですが・・・
知っているようでなかなか知らない。
河川の環境・生態系を守るのが魚道ということですが!?
え?ほんと?
実は人間のエゴが彼らの住む場所に介入し
お魚さんたちが住む自然を壊してしまっているのが現状です。
例えばダム・・・人間は自分たちを守るために盾を作ります。
しかし、お魚さんにとっては迷惑はなはだしいわけです。
遡上したいのにできない!
そんなお魚さんたちのための補助通路が魚道です!
(間違ってないよね?)
人間が壊したんだから、
なんとかしてあげないと同じ生物として道理に反しているのでとてもよい取組です。
しかし、実際に設置しても機能していない魚道もあることも確かです。
やってみなけりゃわからない!はどんな業界にもあります。
一生懸命設計はしているものの・・・土砂がたまってしまうことが原因です。
今日は実際に魚が遡上する映像も見せてもらいました。
昨今では土砂がたまらないように、魚道の壁を斜面(台形のように)にすることで
お魚さん以外のエビやカニなどものぼっていくようになったとのことです。
魚道をなくしても生物が生きていける自然がベスト!
これが大前提ということをおっしゃっていました。
お魚さんにとってはダムがなくなれば解決しますがそうもいかないですよね。
(しかし、稀にダムを壊すこともあるそうです。)
今日は生命哲学的なお話を聞くことができました。
ありがとうございました!
おまけ。
なかなかお会いできない人同士で記念写真w
【予告!】※公式ウェブより転載
科学夜話スペシャル
「海・環境・エネルギー 〜北海道から函館から未来が変わる〜」
はこだて国際科学祭2012 のメインテーマ「海・環境・はこだて」にちなみ、「環境・エネルギー」について、そしてその「海」との関係について、分かっていること分かっていないこと、出来ること出来ないこと、やるべきこと変えるべきことについて、来場者・ゲストも参加しながらの議論を目指します。
ふだんの暮らし、観光業や水産業やものづくり、行政や科学技術の専門領域…、それぞれの立場で色々な意見があるでしょう。さて、一人ひとりの「!?」を「!!」に変えるには——。 会場参加型のディスカッションでは、来場者の方々もゲストスピーカーの1人です。皆様のご参加をお待ちしています。
日時:2012年8月24日(金) 18:30〜20:30 (開場18:00)
会場:函館市中央図書館視聴覚ホール
対象:大人向け
ナビゲーター:藤井賢彦(北海道大学大学院地球環境科学研究院 准教授)
ゲスト:多数予定(当日のお楽しみ)
参考:GiFT 北海道大学から世界へ未来へ 藤井賢彦 准教授 「ごみの山を宝の山に」
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