7月 21, 2013 - 日記    社会科見学 Part2 はコメントを受け付けていません

社会科見学 Part2

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昨日に引き続きPart2!太平洋セメント上磯工場の見学です。

セメントの原料である石灰石をとるための峩朗鉱山からは函館を一望できます。
タイヤの奥に見えるのは函館山!
鉱山には向こう300年分の石灰石があるそうです!すごいね~
100年たったらまた200年後のことは考えるそうですw
ベルトコンベアーで6.2km先にある上磯工場に供給されます。

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発破をかけて鉱山を壊して、セメントの主原料である石灰石を採掘します。
発破材を入れる穴はかなり深いので、ケータイとか落とさないでくださいと説明員の方w
もし落としたら5年後くらいに連絡してくれるそうです!

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こんなにデカいホイールローダ!これも壮観!

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ホイールローダーがたくさんあります!段々になっていますね。
この時期は毎日11時半くらいに発破をかけます。
表土を除去した後に爆砕して石灰石を採鉱するようです。
朝7時から夜11時までの3交代で勤務しているんだとか。
鉱山には50名ほどのスタッフがいるそうです。

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すでにFBにはあげましたが太平洋セメント上磯工場屋上からの景色は壮観でした!ご覧の通り、峩朗鉱山からの景色も素晴らしい!

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次は工場見学・・・
太平洋セメントが開業したのは明治23年、今から123年前で東北では最古の会社だそうです。
上磯工場が開業してから2億5千万トンのセメントを出荷しており、年間約390万トン出荷しています。東日本では最大規模です。基本的な生産工程は120年前とほとんど変わっていないそうです。なので昔の人の技術とか知識ってすごいですね・・・
写真の奥にある焼成キルン(回転窯)の中は1450℃です!!!激熱っすw
これが焼成工程、クリンカが製造されます。仕上げ工程でそれに石膏を貼付して粉砕し最終製品のセメントが完成します。

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出荷の95%は海岸の桟橋から出荷しています。
皆さんが松前方面へ車で行くとき、一度はこの桟橋を目にしたことがあると思います。

なお、1トンのうち400㎏は産業廃棄物から使用できる資源を使ってリサイクルによりセメントを生産をしています。

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で、地上70メートルから見たセメント工場!壮観です・・・
先ほどの焼成工程に入る前にプレヒーターで原料ミル(石灰石やリサイクル原料)を900℃まで予熱します。熱は上に上がっていきますから、高さが70メートルも必要というわけですね!うん、なるほど!合理的!

もっとも興味深かったのは工場内で発電しているということ。なんと、95%の電力エネルギーを自家供給しています。
石炭による発電が75%ですが、3年前から余った熱を活用して発電する技術を開発したことで20%がそれに加わったそうです。それにより年間26,500リットルの重油削減を実現しています。

説明してくれる方からは仕事に対する熱い思いが伝わってきました。安全安心で信頼のある工場を作っていくこと、環境へ配慮するためリサイクル原料を積極的に使っていく予定であるとか・・・
とにかく、とてもワクワクドキドキな工場見学でした!ありがとうございました!

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