8月 8, 2014 - 科学楽しみ隊, 科学祭    科学寺子屋2014 はコメントを受け付けていません

科学寺子屋2014

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今日は、未来大で行われた公開講座はこだて科学寺子屋2014集中講座「科学技術コミュニケーション入門」を受講してきました!
寺子屋は3日連続のプログラムですが、今年は初日の午後のみ参加しました。昨年は欠席したので2年ぶりの出席。楽しみ隊からは、伴田、笹原、いすず、あっがいの4人が受講しました。

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午前中、美馬のゆり先生と田柳先生から科学技術コミュニケーション入門の講義があったらしく、そこで社会的・倫理的問題をはらむ先端科学技術の例が紹介された流れから、生命倫理についての課題からスタート!

生殖技術の進歩と利用をテーマに「賛成か」「反対か」を横軸に、「誰でも自由な理由」に対して「何らかの規制」のレベルを縦軸で示すように各グループで議論しました。私はAグループに所属しました。

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学生さん2名と私を含む市民参加2名の合計4名。子どもが生みたくても産めない親にとっては必要、人権をおびやかすような使い方は反対だが、自由に生きる選択を与えれば賛成ということでまとまりました。
他の班ではただ単に規制をつけることで、誰もそのことを考えることをしなくなるのではないかという意見がでました。なるほど・・・

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続いて「ビッグサイエンスが発信するコミュニケーション」と題して、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の広報室 岡田小枝子さん(前職は理研)からご講演をいただきました。ほんとにワクワクする講演でした!!KEKの動画はこちら
KEKは加速器を用いて物質の構造(素粒子や陽電子)の研究している組織です。研究の拠点は「つくば」と「東海」の2つのキャンパスがあります。海外の研究機関との研究協力を行っています。

ビッグサイエンスとは実用化を視野に入れた技術開発的な要素をもつ大規模プロジェクトは含めず、いろんな大学共同利用機関等において学術研究・基礎科学の研究として行われます。主として大型の施設・装置を用いた大規模プロジェクトのことです。広く国民一般、とりわけ未来を担う青少年に夢やロマンを与えるなど、学術・科学技術に対する関心と理解を高めるという点で大きな意義があるとされています。
理研では原子核科学研究を行う加速器を戦前より開発しており、KEKは大学共同利用機関等における学術研究・基礎科学の研究として行われています。

そもそもコミュニケーションとは、共感することでお互いの考えや行動が変わる。そして相手にしてほしいと思っていることをしてもらうことですから、科学技術コミュニケーションは、それを科学に置き換えて科学に携わる人が一般市民や行政当局間等の情報交換と医師の円滑な疎通をはかり、ともに科学リテラシーを高めていくための活動全般を指します。

最近ではKEKの広報手段として直接的にサイエンスカフェ、展示会の一般公開などを行っているそうです!ドラマのガリレオの舞台になったこともあります!科学技術広報ではたくさんの関係者の合意を得る必要あって、合意を得ないと関係者が少なくなってしまうのでその辺のコーディネートが難しいのだとか・・・相手の心を動かし、行動を変える。そして、自分の心と行動がかわる。研究者と一般の人たちの接点を狭めることが大事。開いてはどんなことにどんな風に興味を持っているんだろう。研究の裏にあるバックストーリーを話すこともあるとか。高い広報費を投資するだけの共感を得られることができるか、誰かの心を動かすことができたかも常に念頭においているそうです。

最後に「ビッグサイエンスが発信するコミュニケーションは、科学技術の研究現場と社会をつなぐダイナミックなコミュニケーション。日本を代表するビッグサイエンスの広報=日の丸を背負ってやる大きなやりがいのある仕事です。」と締めくくってくれました。

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そのあと、グループごとに「サイエンスセミナーを作ってみようという」課題!
私たちのグループでは「音色のパズルで演奏会」と題して、岡ノ谷一夫さんと葉加瀬太郎さんをゲストにむかえて、身の回りの音を数値化するなどして最後は演奏会をするという企画を提案しました!他の班のアイディアもたくさん聞けておもしろかったです!企画はやはり一人で悩まないでみんなで考えるといいアイディアがでますね!

美馬のゆり先生、田柳先生、岡田さんありがとうございました!参加された皆さん、お疲れ様でした!明日以降も参加される皆さんがんばってください!

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