ノクターン-夜想曲
昨日は富良野GROUP公演2015冬「ノクターン-夜想曲」を観劇してきました!
倉本聰さん脚本・演出の公演です。今年はいい席で見たいと思い年越し前にチケットを購入しずっと楽しみにしていました!毎年楽しみにしているツアー公演です。パンフレットにはご本人にサインしてもらいました。
今回は地震と津波と原発事故がテーマです。倉本さんご自身、実際に被災地に入って取材をした上で脚本を書いています。
※今後観劇する予定のある方は以下はネタバレ有です。
舞台は原発事故により避難区域となった海に近い一軒家に、津波で二人の娘を亡くした男と震災で同僚を亡くした新聞記者が入り込むところから始まります。そこへ父と大切な人を亡くしたという家主の彫刻家の女性が入ってきてお話が進んでいきます。途中、石膏によるピエロの彫刻が語り始めます。地方の小さな町がどんどん縮小していくこと、震災での出来事をたくさん語ります。ショパンによるピアノ演奏が世界観をより引き立てていました。
入院患者を抱えている看護師さんたちとその家族がどれだけ苦しんだか。
ご家族の遺体を求めて海岸で黙々と砂を掘る人。
震災により崩壊してしまった人間関係などなど。
芝居を見て泣いたことなんてないのに、最後は自然と涙が出てきました。いや~しびれた!
人間として生を受けた喜び、便利な世の中を求めたがゆえの責任、物事について思考を停止してはいけないこと、何より震災を風化させてはいけないという倉本さんからの強いメッセージがありました。
今日で東日本大震災からまる4年です。東日本大震災で亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。
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